何もしない日。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

以前発達障害を持つ方が著者の書籍を読みました。そこでは、発達障害を抱えながら生活している著者の努力と日々の生活習慣が描かれていました。その書籍で最も印象に残った著者の習慣が「月に1日は何もしない日を設定している」ということでした。

シンプルな生活を始める以前から「何もしない日」を取り入れていたのですが正直効果を実感できませんでした。しかし、シンプルな生活を始めてから「何もしない日」を活用できていないから効果を実感できていないと気が付きました。今ではこの日が大切な気分安定剤になり生活のモチベーションになっています。

何もしない日とは?

文字通り何もしない日です。「~しなければならない」と思うことはすべて排除します。そして、やりたいと思う心のままに生活します。

読書したり、映画を観たり、音楽を聞いたり、友人と会話したり、外に遊びに行ったり、散歩したり、食事に行ったり、ひたすら眠り続けたり、ボーッとしたりと何でもありです。

どうやるの?

今は何もしない日を月2回設定しています。月の前半と後半の休日に1回ずつです。うつ症状が重い時期が続いたので月2回に設定していましたが、回復傾向にある今は月1回にするか検討中です。

何もしない日は月末にカレンダーに書いています。この日は自分との約束ということで絶対に死守するようにします。仕事関係はもちろんシャットアウト、プライベートでも気乗りしない誘いは丁重にお断りします。関係が悪くならないような配慮は必要ですが、自分第一に行動します。

また、何もしない日にやりたいことをメモに残すようにしています。自分へのご褒美リストのようなイメージです。暇な時間にメモするようにしています。些細なことでもとにかくメモです。そして、当日はそのリストを見て引っかかることをやります。

基本的に気持ちのまま行動するのでリストが必要になる場面は少ないのですが、何もやることがないとなることがたまにあるので、その時の保険としてメモを残しています。

雑感

「何もしない日」を設定したことで得た成果は、

その日を捻出するために毎日の時間の使い方を考えるようになり時間はコントロールできるという感覚を取り戻せたことです。

以前は漫然と日々を送って生活にメリハリがありませんでした。そのため主体的に行動できず不安や不満がくすぶり続けていました。いかに余暇を満喫するかを考える、そんな単純なことも忘れていたように思います。今では余暇を楽しむためにできる努力は惜しまなくなりました。そのために早めに計画して着手、行動することに抵抗感がなくなりました。すべては自分のためです。

ミニマリストを目指すに当たっては、頭の中をリフレッシュすることで手放せるモノや代用できるモノを考える時間にもなりますし、新しいアイディアを思いつくきっかけにもなっています。うつ症状に対しては、その日まで頑張るモチベーションになります。また、自分自身の行動や考えを見つめ直すきっかけにもなっています。次の日から前向きに生活できるようにコンディションを整える感じでしょうか。

人によって事情は様々であり、このような日を設けることは不可能だという方もいらっっしゃると思います。1日単位ではなくても1時間、10分でも「~しなければならない」と思うことを取り除いて自分がやりたいことに集中する時間を持つことはできないでしょうか。

 

それではよろしくおねがいします。