積極性が欠如した結果、悩む。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

 

どうしてもこれがしたい、これを実現したいという気持ちが湧き上がったことがほとんどありません。こうなりたい、こう在りたいという積極的な気持ちよりもこれをしなければ、これをしたら目の前の問題が解決できるのではないかという消極的な気持ちで行動しています。それは失敗をしないための消極策・防御策であり、マイナスを0にする作業でもあります。

長年この戦略を採用していた結果、目先の問題を比較的短期間で処理していく能力が身につきました。これはこれで今私の強みの1つになっています。一方でデメリットも表面化してきました。それが積極性の欠如と長期間かけて問題に取り組む力の欠如でした。

積極性の欠如については受け身の姿勢が基本になっているとも言えます。仕事場面で顕著なのですが、指示された仕事や表面化している問題を処理する仕事などは他の人よりも素早く行うことができます。一方で自らが仕事を作り出して提案する、問題となる前に手を打つなどの積極的な行動がなかなか取れないでいます。定型化された業務が得意なのでしょう。自業自得ではあるのですが、このような仕事の仕方をしていると自分のペースを守るということが難しくなります。受け身なので当然です。するとコントロール感が希薄になってきてストレスが溜まったり、いつ無理難題が来るのかという不安に襲われるようになってきます。

長期間かけて問題に取り組む力の欠如については、複雑な問題を1つ1つ解きほぐして根気よく解決に向けて進むということが難しくなりました。短期間で目の前の問題を処理する能力に磨きをかける過程で、いかに問題を単純化してすぐに解決できるよう細分化するかと考えるようになりました。そして素早く処理することに満足感を覚えていたのです。問題の種類によってはこのアプローチは非常に有用なのです。しかし、何でもこの考え方を当てはめようとする癖ができたのかもしれません。長期間かけて解決する種類の問題を先送りにするようになりました。すると問題がどんどん山積して雪だるま式に膨れ上がって年々重く感じるようになってきました。

心の底からこうしたいという気持ちが湧いてくるのを待つというのでは以前のままですし待っていられるほど今に満足しているわけでもありません。積極性が薄かった人間にとって積極的になれる何かを見つけるというのは根気がいる難事業なのかもしれません。しかし、それを見つけることでより良い人生を歩めるのであれば時間をかけてゆっくりと取り組んでみる価値は十二分にあるのではないかと思います。

 

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