後悔、不安。

うつによる症状なのか、それとも・・・

 うつ病による症状悪化で最も湧いてくる感情が「後悔」「不安」です。

 「ああしておけばよかった」

「あのとき別の選択肢を選んでいれば違ったかもしれない」

「生きていても良いことなんてない」

「将来どうなるか分からない、先が見えない」

「この仕事を続けていてもいいのだろうか」

など、軽重様々ではありますがこれらの考えが頭をよぎります。

これらの考えは自然と湧き起こるもので考えないようにしたり無理に押さえつけるというのは不自然だと考えています。

 

言葉の定義

デジタル大辞泉から引用した言葉の定義は以下となります。

「後悔」とは

自分のしてしまったことを、あとになって失敗であったとくやむこと。

 「不安」とは

気がかりで落ち着かないこと。心配なこと。また、そのさま。

 

個人的な解釈

後悔や不安は考えても答えが出ないことが大半ではないでしょうか。

過去は変えられないですし、未来がどうなるか誰にも予測や予言はできません。できたら素晴らしいですが。。

問題は、過度にこれらの感情に反応してしまい、今の自分に対して目を向けてあげられなくなることです。

過去の反省を踏まえて行動する、明るい未来に向けて行動することは尊重すべきだと思います。

しかし、過去や未来のことで「今」生きている自分が蔑ろになっているとすると、それはとても不幸だと最近感じるようになりました。

 

どのように向き合うか?

今私が行っている対処方法を5つご紹介します。

①考えていることを紙に書き出す

あえて紙に書いているのは、文字に書くという行為がダイレクトに感情を表してくれるからです。

気分が乱れている日は文字はぐちゃぐちゃで自分でも判別できない文字もあります。逆に落ち着いている日は比較的文字も丁寧で読みやすい字になっています。手書きの方がPCに入力するよりも感情を含む多くの情報が伝わると思っています。

②やるべきことをすべてメモする

日々やるべきことは大量にあります。これを可視化することで不安が軽減されました。

頭の中だけで把握しようとすると脳の資源がやるべきことでいっぱいになってしまい優先順位もつけられなくなります。そのため不安につながると考えやるべきことはメモして1つずつ片づけるようにしました。

副産物として仕事や私生活でモノ忘れが減りました。

③ふて寝する

うつの症状が悪化すると外出すること自体が困難になります。重度の症状の方は自宅でゆっくりと静養することが一番だと思います。

私自身症状が最も重くなるとベッドから出ることが難しくなります。

そこでベッド考え事をするのですが、後で振り返ってみると同じようなことをグルグルと考えている時間が多かったです。

それならいっそ体力を回復するために寝ていた方が将来のためになると考えました。

④太陽の光を浴びて「ぼーー」っとする

症状が少しましになり、体力が戻ってくるとベッドから抜け出して動けるようになります。しかし、昼夜逆転し生活リズムはグチャグチャになっていることが多いです。

そのため、夜になるとまた考え事をします。夜の暗いなかで考えることはあまり前向きとは言えないです。

そこで、太陽の光があるときであれば、室内でもいいので太陽の光を浴びて何も考えずぼーっとします。

光合成する植物になった気分でいることが多いです。

⑤ウォーキングに出かける

比較的症状が軽くなり心にゆとりができたら散歩に出かけます。

時間は特に区切らずにふらっと出かけることが多いです。

普段通らないような路地、少し遠出してみるなど自分なりの楽しみを見つけてみるとウォーキングも楽しくなってきます。

身体を動かすことで細かい後悔や不安は消し飛ぶようになりました。仮に湧いて出て残り続けても歩いているうちに前向きな解決策が思い浮かぶようになりました。

 

まとめ

これらのことを実践してから後悔や不安が軽減しました。

後悔は過去に対して、不安は未来に対して過度な執着を抱くことでより強さを増すと考えています。

重要なことは頭の中の考えを可視化して客観視すること、身体を動かして頭の中を空っぽにする時間を持つこと、本当にしんどいときはあえて思考停止状態をつくって時間を置くことにあるのではないかと分析してます。

 

 

皆さんは後悔や不安に襲われたときどのように対応していますか?

情報を共有いただけますと幸いです。