努力しないために努力する。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

はじめに

努力を継続することが苦手です。ミニマリストを目指してシンプルな生活を始めた理由の1つに頑張り過ぎず身の丈に合った生活を丁寧に送りたいということがありました。努力はうつ症状を引き起こした原因でもあります。かつては完璧主義でした。身の丈以上の事を望み、身の丈以上に働き、相手の期待の120%を目指して頑張る日々です。

完璧主義が発動している時

毎日スイッチオンの状態でした。リフレッシュしたりリラックスしてスイッチオフにする時間はない(と思っていました)。成果を出すためには効率能率を重視。余った時間でより成果を出すための努力をしたかったのです。こんな状態は長続きしませんでした。うつ症状が出始めるとスイッチの入れ方が分からなくなりました。そうなると常にスイッチオフ。しかし、リラックスしているわけでもリフレッシュしているわけでもありません。モヤモヤとした不安や焦燥だけが残り世間から取り残されていく自分を想像しては落ち込んでいました。

サイクルで言うと1シーズンめちゃくちゃ努力する時期があり、次の1シーズンでがっつり落ち込む、残り2シーズンで通常運転に戻すというパターンが多いです。これでは常に6~7割の出力を維持していたほうが精神的にも肉体的にも自分の成長にとっても良かったと今は思っています。

そんな状況を脱すべく、今まさに取り組んでいることが「努力をしないための努力」です。

具体例を5つご紹介します。

①定期的に休憩する仕組みをつくる

努力を継続させるためには休息は必須です。全力で走り続けてもいつか息切れします。それと同じです。自分のスペック以上に走り過ぎたら息が整うまで時間がかかります。しかし、適度に休んでまた走り出すを繰り返していれば極度の息切れは回避できます。

私はスマホのアラーム機能、カレンダーに休息時間を入れておく、スマートウォッチを活用する、ポモドーロアプリを利用する等の方法を利用しています。同じ手法を取っていると途中で飽きてくるので色々と使いまわしています。

②管理にかける時間を減らす

モノが多いと掃除したり整理整頓したり、探したりする時間がかかります。これらをモノの所有のためにかける管理の時間と思っています。自動車や自転車等の安全性が最優先のモノのメンテナンスは必須です。しかし、家の中にある使いもしないモノの管理には多大な努力が必要です。部屋をキレイに見せるための努力、人を招くために片付けをするための努力これらは私にとっては大きな負担でした。そのためモノを減らし管理時間を減らして努力しないようにしました。

③チェックリストを作成する

最低限これだけやっておけば成果が出るというラインを見極めるために行っています。日々の行動をチェックリストにして毎晩できたかどうか確認しています。最初は荒削りに作成していました。月単位で管理しています。毎月最終日曜日に今後も継続するのか、何か付け加えることはないかなど検証・改善を行っています。1日だけ努力するだけで他の日は特に意識することなく気分や体調のコントロールができるようになってきました。

④相手の気持ちを先読みして行動する

 相手に言われる前に自分でやってしまおうというマインドです。相手に言われてからやるのと自発的にやるのとでは努力に必要な量が異なります。仕事では先読みしすぎて負担が大きくなりそうであれば上司に優先順位を相談します。また、気持ちが落ち込みそうだと思ったらノートに吐き出すということも先読み行動の1つです。

⑤やりたいことや好きなことをする時間を設定する

事前にリフレッシュタイムを設定しています。毎週日曜日に仮決めしておいて、前日の晩に確定させます。これは本当に努力が必要なときにエネルギーを残しておくために行っています。私は朝早起きをしてその分をこの時間に設定しています。また月に2日は何もしない日を設定して、家に閉じこもりやりたいことや好きなことだけをする日も設定しています。

まとめ

最高のモチベーションを維持し続けるすることは不可能です。私の場合はバランスを取ることも難しく、仕事と私生活両者に影響していることが問題です。生活能力が著しく低下するのです。そして家と職場の往復という生活になり心も疲弊していきます。

努力は成長のために必要不可欠だと考えています。しかし、努力のし過ぎで生活しづらい、努力が空回りしている状態は長続きしないですし無力感も強くなります。自分が不幸になって成長もない努力というものはツラいものです。

努力が苦にならない、努力し続けられる体力・精神力を兼ね備えている人は本当に羨ましく思います。世の中にはこのような人がたくさんいるのでしょう。しかし、私にはできません。

私が辿り着いた結論は努力しないためにはどうすればよいか考えて仕組み化することで努力量を温存するということでした。始めたばかりなので現在も調整中ではありますが…。本当に頑張らないといけないときにその力が出ないことが一番ツラいです。そのようなことがないよう考える時間が私には必要だったのだと思います。

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。何かの一助になれば幸いです。