心の問題って予防できるの?

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

はじめに

心の病に関しては予防や早期発見は困難で罹患するまで気が付かないのではないかと、うつ病に罹ってから考えるようになりました。ニュースや統計などで精神疾患を持つ人が増加傾向という情報を耳にしたり、近くに精神疾患をお持ちの方がいたとしても、自分自身が罹る可能性を考える人はどれくらいで実際に対策している人はどれくらいいるのだろうと疑問を覚えました。私は完全に他人事だと思っていたタイプです。

体の病と心の病

体の病は健康診断や人間ドック等で予防、早期発見、早期治療が可能です。

定期的に受診する機会も多くあります。それほどハードルは高くありません。病院に連絡して検診を受けたいと伝えるだけで受診できます。会社に属している方は年に1回は健康診断を受診できるのではないでしょうか。種類によって費用も異なりますが年に1回で病を予防して早期発見、早期治療できると思えば安いと思います。

一方で心の病の予防に関してはどうでしょうか?体の病ほどお手軽で簡単だとは思えません。クリニックを定期的に受診することやカウンセリングを受けるという手段はあります。しかし病に罹る以前から通院することにはどこか抵抗感があります。私はありました。費用面での負担も大きいです。1回だけで心の状態を伝えきる事はできないため何回も通院する必要があります。通院先の担当者の方が信頼できるのかという問題もあります。人同士のことなので合う合わないがあるためです。

個人的な意見ですが、体の病に比べて心の病の予防に関しては時間的経済的精神的なコストが膨大になると考えています。原因は心の病が人生のどのタイミングでやってくるか分からないこと、原因や症状、対処方法が千差万別だということにあります。

心の病を予防する

そのような中今の私が意識しているお金がかからない予防策についてご紹介したいと思います。過去の自分の体験談をもとに素人が書く内容なので特に根拠はございません。ご了承ください。

①自分でやるしかないと自覚する

他人事にしていたり他人や環境を原因だと考えていても何の予防にもなりません。むしろ自分自身の現状を受け入れることができずに予防どころか病が忍び寄ってくる可能性が高くなります。心を安定させる方法などの書籍は巷に溢れていますが自分にとって有効かは自分でやってみないとわかりません。個人的には全体の5%でも有効に活用できれば大成果だと思います。それほどその人個人の特性や環境によって役に立つ処方箋なのかは見極めずらいということです。

①のおまけ

今すでに心のケアのために受診している人への助言です。主治医の先生の指示に従っていても寛解に至るわけではないということです。私の場合、服薬などの専門的な判断は主治医の先生の判断を信頼しています。心の病をどうしたら寛解できるのかというアプローチに対しては主治医の先生の判断は有用です。しかし、心の病を予防すると言う観点から言うと微妙なラインです。寛解を目指すのであれば主治医主導、今後も再発させないための予防も目指すのであれば自分主導で行動する必要があると考えています。

②感情に対して感情で対処しない

過去やってしまった後悔、将来に対する漠然とした不安、モヤモヤした感情、焦燥感、後悔、怒りなどのネガティブな感情が生まれる瞬間は生活していたらあります。その瞬間だけで終わるならよいのですがズルズルと引きずると心の病を進行させることに繋がります。引きずらないためにはネガティブな感情を思い出して反芻するのではなく何故そのような感情が生まれたのか冷静に判断する必要があります。事実と感情や考え、認識は分けて考えなければ感情の渦に巻き込まれます。これができないと、なんでこんなことに、そういえばああいうことがあった、ああ言われたなど悪い感情を抱いた場面をどんどん思い出して沼に沈み込んでしまいます。

③生活リズムを整える

当たり前のようでいて意外とできていないのがこれです。起床時間、就寝時間、朝ごはん、昼ごはん、夜ごはん、毎日やっている習慣などを同じ時刻に同じように行うことは心の安定につながります。その中に運動習慣があるとなお良いです。体を動かしているとささいな心の問題は解消されることが多いのです。

急な残業、ダラダラ続く飲み会、趣味の活動に没頭して深夜になってしまった、飲みすぎて翌日に影響があるなどのことは1日だけで治るのであれば問題ないのですが長期化してくると心の不調に繋がりやすいので注意が必要です。当たり前のことを当たり前にすることが心の不調をキャッチするレーダーの役割も果たしてくれます。

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。何かの一助になれば幸いです。