できることを丁寧に。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

はじめに

最近どういう人で在りたいか考えることが増えてきました。不安定な社会情勢が続く昨今、己の在り方を明確にすることが自己防衛に繋がるのではないかと考えたからです。ここ数年は精神的安定と程遠い生活でした。一定周期でやってくる体調悪化と回復を乗り越えたり乗り越えられなかったりして不安な日々を過ごしていました。その経験から自分が何を大切にしているのか、何に幸せを感じているのかを第一に考え行動するようになりました。世間で言う当たり前から外れた生活を始めて、やっと1人の人間として落ち着き始めたのです。

そんな現在目指している在り方は「できることを粛々と実行する」ことです。

できることを粛々と実行する

過去に出会った尊敬できる人には共通点がありました。

  • できる範囲を客観視している。
  • できないことはできるようにするための方法を考え行動に移しできる範囲を増やしていく。
  • 分からないことや絶対にできないことについてはできる範囲を表明してどう進めていくか相談する。

自分自身の能力を過信することなく冷静に切り分けて判断する姿には安心感があります。できることとできないことが明確なので何をどう伝えるかが分かりやすいです。

できることと言うと同じことの繰り返しで成長がないように感じますが尊敬できる人はできないことの中にも何かできることは無いか探して、それをフックにできる範囲を広げていくというタイプの人が多かったです。できない理由だけだと愚痴っぽく聞こえます。その回数が増えてくると少し頼り甲斐がない人かなと感じます。

私自身はできることを粛々と実行するタイプではありませんでした。理想が先行して目の前のことが疎かになることもしばしばです。余裕がなくなると、できることできないことの切り分け以前に感情のコントロールが困難になります。態度には出ないよう気を付けているつもりですが周りから見るとバレバレでしょう。尊敬している人に近づけるよう精進を重ねたいと思います。

おわりに

できないと伝えることには勇気が必要です。特に職場では能力の低さが露呈するのではないか、弱みを握られるのではないかと悪い想像が膨らみます。しかし、できないことをできると言い切ってしまう方が迷惑になります。できるかという問いの中には、どの範囲までなら可能なのかという文脈が含まれていると考えます。できない範囲までできると言い切ってしまうと誰かしらに歪みが生じてストレスの元となります。

できる範囲のことを明確にして、それを粛々と実行する。これはどんな体調でも一定のアウトプットを行えるという強みにもなると思います。無理をしない範囲で努力し続ける能力こそが長期的な幸せを掴み取るために必要なのだと考えます。

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。何かの一助になれば幸いです。