思った通りの現実になっていく。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

 

最近は予言の自己成就という言葉についてよく考えています。予言の自己成就とは、根拠のない予言(=噂や思い込み)でもそれを信じて行動していたら結果的に予言通りの現実がつくられることをいいます。振り返ってみると思い当たることが多々あります。

うつ病になってから悲観的な考えになる時間が増えました。何故か誰も信じられなくなり独力で困難を乗り越えるいう思いが強くなっていきました。そうすると本当に友人が減っていきました。現実を認める勇気がなかったのでに何かのせい誰かのせいにするクセがついていました。そうすると口調が攻撃的になり現実的に問題を解決する方法は考えない無責任な態度になっていました。症状が最も重いときは閉じ籠もっていれば回復するはずだ、何もかもがどうでも良いというような考えに支配されていました。そうすると些細なことがきっかけで症状が悪化しやすくなったり、上手くモノゴトを考えることができなくなっていました。

改めて実感したことは、考え方や思考方法や性格によって行動は大きく左右されるということです。予言の自己成就の鍵となるポイントは予言を信じて行動してしまうという箇所にあります。考え方などが直接現実に作用する訳ではなく行動を伴うからこそ現実が変わってしまうのです。また行動は何かをするだけではなく何もしないことも含まれていると考えています。行動しないという選択も現実に作用するからです。うつ症状が重たくなった時がまさにそうでした。体調が悪いから体を休めたい。だから横になる。すると体を動かさない。すると悪い考えがよぎる回数が増える。ますます体調が悪化していく。という循環に陥るのです。考え方が直接現実に作用するわけではないですが間接的に行動を決定することはありそうです。

こういう風に振り返っていると今持ち合わせている考え方や行動の基礎は過去の経験、言われたことで出来ているのではないかと思ってしまいます。うつ病の再発防止のために自身の性格、特性を言語化して、生きづらさを覚えるところについては対処方法を考えました。しかし、この性格や特性も正しいのか思い込みではないのかと考えることがあります。特定の状況でしか表れない性格や特性を自分自身だと思い込んでいないか。そう考えると本当の自分はどこにあるのか不安になることもあります。何より誰かに言われたことや思い込みに過ぎないことが無意識の内に考え方や行動のベースになっていると思うと背筋がゾッとします。

深く考え過ぎると何も行動出来なくなってしまいます。ですので予言の自己成就も悪い方向ではなく良い方向で活用できるよう精進したいと思います。

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。何かの一助になれば幸いです。