自分を守っているのか壊しているのか。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

はじめに

うつ的な症状が重くなると自己防衛反応が強くなります。ちょっとしたことで気が立っったり、極端に落ち込んだり、不安や後悔の念に襲われたり、人のネガティブな面ばかりが目についたりします。他人からすると自己中心的と言われても仕方がない状態です。

自己防衛反応

症状が重くなると理性よりも本能や感情が優先します。この時に現れる感情や考え、行動が本来の自分とも言えます。本来の自分でいなければ自分を守ることができないのです。色々な状況を経験することで理性的に柔軟に考え行動する幅が広がります。また変化へ飛び込む、社会のレールから外れるような経験を繰り返すことでも理性的に考え行動できる幅が広がると考えています。

昨今の社会情勢等を見ていると未知の出来事に遭った時は防衛的になる人が非常に多いように思います。出来事のポジティブな面よりもネガティブな面に着目したり、一つの出来事に過度に一喜一憂したり、批評的になって自分からは行動しなくなったりと症状悪化した時に自己防衛的になる自分の状況とよく似ていると思います。怒りや不満の矛先が自分に向かうか他人や誰かに向かうかの違いはありますが極端になっていることには変わりないです。

ネガティブにならないよう

自己防衛が過度になってくると心身共に疲れ果ててしまいます。無力感や焦燥感、イライラなどのネガティブな感情が日常の大半になると建設的で理性的な判断も困難になってきます。バイアスがかかった状態での判断ほど視野狭窄になっていて危険なものはありません。後で振り返ると後悔することになります。冷静に判断する心のゆとりを持ち続けることが肝要です。

そのためには外に散歩に行ったり、頭だけで考えずノート等に書き起こしたり、どうすればその状態を解消できるのか具体的に考えてみたり、友人に相談したり、趣味の活動に勤しんだりしてリラックスできる時間を設ける必要があります。普段できていることができないようになると症状が悪化し、うつ発症のリスクが増加します。また、ストレスが大きくなるとどうしてもネガティブな考えが発生しやすくなります。無意識の内にネガティブな考えの方が勝っているときもあるので注意が必要です。

おわりに

自己防衛の時期や時間が必要になることもあります。それが長期化して自己コントロール感が減少してくる、誰かから制限されているような感覚が増してくると過度な自己防衛になりかねません。そうなるとネガティブ思考をグルグルと咀嚼するようになり抜け出すことが困難になります。また、自己防衛の時期に気をつけたいのが気持ちの押し付けです。自己防衛期の私には正しいと思っている考えや行動を周囲に押し付けようとする傾向があります。その人の都合や意見などを考慮しづらくなり否定的なことを言われたと感じると意見に対する批判でも人格批判のように受け取ってしまうことがあります。誰かに強い言葉を使って考えを押し付けるような行為は後々後悔に繋がります。どんなときでも冷静に他人の意見を尊重できる心持ちでいたいものです。

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。何かの一助になれば幸いです。