発達障害グレーゾーン未満の人はどうすればいいのか?

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

ここから先の記述は発達障害に対する私個人の経験、認識であるため誤りもあるかと思います。ご容赦下さい。

はじめに

お世話になっているクリニックで発達障害の検査を希望し受けたことがあります。「軽度からややグレーゾーンのASD自閉症スペクトラム症)」という結果でした。主治医の先生の説明を聞きながら感じたのは納得できないということでした。こんなに苦しいにグレーゾーンでもないのかというショックが強く受け止めることができなかったのです。

主治医の先生ではなく別の先生に検査をしていただいたという経緯もありました。普段の私の状態を知らない方でも正確に検査できるものだろうか、数時間の検査で分かるものだろうかと不安に感じたことを覚えています。

 

モヤモヤしていること

色々な方に支えていただきながら何とか生活することができています。最も症状が重いときと比較してマシと言える程度ですが・・・。自分自身も症状が出ないよう、仮に出ても生活上問題にならないよう工夫しているつもりです。しかし、これらの支援や工夫によって生活できている、実害がないとと発達障害にはならないようです。

本当に色々な方の時間や知識、知恵をお借りしています。上手くできないことに対して八つ当たりすることもありました。色々な方にご迷惑ご心配をおかけしても生活しづらさはマシと言える程度です。しかし検査では周りの配慮があり発達障害と言えないとなります。

私は1日の大半を症状が出ないよう悪化しないよう気を張り詰めて過ごしています。そして不調を感じたら余暇を使って分析を行い原因を探ります。この時にご支援をお願いすることもあります。それでようやく生活が維持できているのです。

常に綱渡りをしている感覚です。昔のように純粋にリラックスすることもできません。リラックスするための時間も減少傾向です。新しいことを始めようにもエネルギーが空で何もする気になれません。体調がマイナスにならないよう気を張っているためでしょうか。それとも新しいことをして体調が悪化したらという不安からでしょうか。このような状態で生活を維持している人は、その緊張の糸が切れた時どうしたらよいのでしょうか。安定している今だからこそ不安に感じる時があります。だったら全て投げ出してもっと悲惨な状態になれば発達障害になるのかという恐ろしい考えが頭をよぎったこともあります。

まとめ

わかりやすい症状が出ていない、出ていても自分では気が付かない、上手く伝わっていないために正確な診断が出ないのかもしれません。また、別の場所で検査を受けたら結果も変わるのかもしれません。

症状とは前向きにお付き合いして生活していきたいと思っていますしそのための努力は厭わないです。弱みでありますが強みになる場面も多いからです。しかし現状症状を安定させるためには常に気を張る必要があります。24時間365日気を張って生活をしているのでしんどいです。ゆとりがない。心が窮屈な感じがします。

今は過渡期だからこのような状況になっているのかもしれません。しかし、回復途上にある時期が最も社会との距離感が難しく、現実を突きつけられて心が動揺しやすいとも感じています。

生きづらく生活しづらいと感じていても口に出してしまうことで症状と前向きに向き合えるようになったのにまた恨んでしまいそうで怖いです。

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。何かの一助になれば幸いです。

 

個人的な話になり恐縮ですが参考までに私のASD的な行動をご紹介します。

ASD的な行動

過集中

好きなことをしている時は時間を忘れます。余暇に読書、映像作品鑑賞、ゲームなどをして遊ぶことがあるのですが時間どころか寝食を忘れて没頭します。また好きな仕事に没頭している時は休憩は不要ですし残業も厭いません。指摘されるまで残ります。自己分析や内省作業をする時間も好きです。余暇や仕事ではキリというものがあります。しかし自己分析や内省にはキリがないため、よほどのことがない限り継続してしまいます。自分が満足し納得するまでやらないと気が済まないのです。

頑固

自分のペースやルールに則ってものごとが進まないとイライラします。妨害されたり権利を侵害されたと感じるときが最もイライラします。そのため自分の意見や主張を押し通そうとする癖がありますし、集中しているときに雑談している人の声が聞こえてくると嫌悪感を覚えます。臨機応変に対応することも苦手です。急な仕事依頼があると優先順位が分からなくなり戸惑います。

現実的な課題よりもこうすべきだとかこうあるべきだという理想を優先する傾向にあります。これがやりたいという意思や執着が強いのです。自己判断を優先する傾向もあります。思い込みが激しいのです。また、道理に合わない理屈がおかしいと感じたら受け止めることが難しくなります。

 

人間関係の構築・維持が苦手で一人でいたいと思う気持ちが強い

複数人と話すことが苦手です。会話の流れに乗ることができないです。空気というやつが読めません。また、自己開示も苦手です。会話のキャッチボールが苦手なので一方的に話し過ぎて相手を困らせてしまったと後悔することもあります。

他人との会話よりも自分ひとりでゆっくりと過ごす時間の方が楽しいと感じているのでなるべく一人でいるようにしています。何が起こるか分からない、崩れやすく遷ろいやすいから人と関わるのは面白いものだとは理解しているつもりです。しかしその人間関係を構築・維持するエネルギーがないのです。

衝動的である

理性よりも感情が優先します。論理的に正しい間違っていると思っても感情が否定してしまったら行動できなくなります。今月は懐が寂しいと理解していても衝動買いしてしまうことがあります。

興味関心もすぐに変わります。キリがあるタスクの場合、過集中になると比較的短期間で満足、納得する水準に至ります。こうなるとそのタスクのことは頭から離れてしまいます。また目の前のやらなければならないタスクよりも頭に思い浮かんだタスクの方が興味深いと感じると目の前のタスクが中途半端な状態になることがあります。仕事でも起こるためこの点はよくご指摘いただきます。