事実を大切にするか感情を大切にするか。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

 

事実と意見、判断、感情を切り分けることが難しい人ほど、うつ症状の回復に時間がかかったり状態が深刻化しやすい傾向にあります。あくまで私個人の主観です。ですが私自身もこの切り分けに難儀したことで症状が深刻化した経験があります。その経験を書いておくことに何か意味があるのではないかと考えました。

事実に基づいた考えが難しくなるとネガティブ思考の反芻が起こりやすくなります。極端になると被害妄想に近い考えがよぎることもあります。意見や判断や感情は事実とは異なる可能性があります。あくまで主観の考えやその反応であることがほとんどです。となると事実と異なる現実を見てしまい自分の中の空想を膨らませることとなります。うつ症状があるときはそれがマイナス方向に向いやすいです。反転してプラスに向けば良いのですがそれも難しい。となるとどんどんマイナスの深い所に突入していくこととなります。これはうつ症状にも限らないと考えています。プラスのことでも事実に基づかない思考を繰り返していれば現実味の無い根拠なき自信家のようになってしまうリスクがあります。自分なりの経験や判断からできると思ってしまったり能力以上のことを相手に求めてしまったりすると後でしっぺ返しを食うのは自分です。

意見や判断や感情はあくまで自分の心のメガネを通してみた現実から生まれるものだと認識しておかないと痛い目に合います。人は見たい現実しか見ないと何かで読んだことがあります。まさにその通りだと思います。常に事実ばかり考えている人は無機質な気がしますし、主観でしか考えられない人とは付き合うのも気苦労してしまいます。両者のバランスが大切なのだと思いますがこれは練習が必要なのではないかという気がしています。

右脳有利とか左脳有利とかよく言われているように個人個人でどちらかが得意というものを持っています。事実のような客観性を重視しているのか感情などの主観性を重視してるのかを把握しておくことが重要なのではないかと思います。そして時と場合によってそれらを切り替えることが自分の精神状態を安定させる秘訣なのではないかと考えています。

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。