発達障害かもしれない人が生活をシンプルにする理由。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

これから記載する内容はプライベートに限ったことです。また大いに主観が含まれておりますので参考程度に見ていただけますと幸いです。

はじめに

私はマルチタスクや柔軟な対応が得意ではありません。一人が好きでマイルールにこだわるという特性も持ち合わせています。

例えば家事ですと、事前にやることや順番を決めておかないと混乱します。一番苦手なのが料理です。料理はマルチタスクの塊です。1品ならまだしも何品も作るとなるともうムリです。買い物も苦手です。事前に買うと決めたものはリストにしておかないと忘れます。その場で献立を決めたり、これがあると便利だから買おうという判断が難しいです。人が多い場所に行く必要があるということも買い物が苦手な理由の1つです。

私の動機

今思い返すと生活をシンプルにしようと思い立った動機は「何事も単純明快でないと気が済まない」という特性からだと思います。

複雑なことをやろうとすると一つ一つ細分化する必要があります。具体的にどうするのかということが分からないと行動できないためです。この作業に時間がかかって自由な時間が減っていました。

身の丈以上のモノが溢れ返っている部屋に居るだけで小さなストレスが日々蓄積していく感覚がありました。この机ちょっと邪魔な場所にあるなぁとか、この収納圧迫感があるなぁとか、読もうと思って買った本が溜まっているなぁいった本当に些細なことです。物理的なモノだけではなくデータも同様です。ズラッと並ぶブックマーク、使っていないアプリ、とりあえず残しているファイル、アイコンが乱立するデスクトップなど本当に些細なことがストレスになっていました。

このような状態は自分の特性と合っていませんでした。マルチタスクも柔軟な対応も苦手、一人が好きでマイルールにこだわる私にとっては「コントロールできている」という感覚が大切だったのです。この感覚を持つためには生活を変えてシンプルにする必要がありました。

シンプルな生活を実践する

理想の生活を送るにはどうすれば良いのか0ベースで考え始めました。まずは自分が大切にしていること、心を守るためにしていることを生活の基軸にしました。以前は自分の成長に繋がると思い目標を設定し、Todoリストを作成し、睡眠時間や食事、余暇も含めて予定を30分単位でびっしりと決めていました。これを一旦全部止めました。睡眠時間などの生活リズムや再発防止に必須なことは残しました。また予定は相手がある約束事だけを書くようにしました。

やってみて良かったこと

自由時間が増えた

以前はTodoリストが膨大にありそれをこなすことが成長になると信じて実行していました。それを手放すことでストレスや焦燥感が減りました。私のTodoリストは緊急性や重要性から作成していたわけではなかったようです。やらなければならないことが大量にある忙しい自分に酔っていただけだったのかもしれません。これだけで自由な時間が増えました。また日々やらなければならない面倒な事は効率的に簡単にできないか考えるようになりました。私の場合は改善の余地が大きかったようで時間を節約できるようになりました。

症状が緩和した

以前は色々な要因が絡み合って生じる症状なのだから慎重に対処しなければという思い込みがありました。事前に分析して課題を認識したら解決するために複数の案をひねり出し検証するというアプローチです。このアプローチも成果はあったのですが疲労感が押し寄せることもあったので本当にこれで症状がマシになるのかと思う瞬間もありました。

生活をシンプルにするときは別のアプローチにしました。症状や課題を一切忘れて心の安定のためにやっていることだけに絞る。それもどんどん減らす方向で考える。もし課題が出てきたらそのとき考える。予防という観点を捨てました。今まで長い時間予防について考えてきて限界が見えてきたという理由もあります。

すると症状が安定する期間が長くなってきました。これだけやっていれば大丈夫というポイントが理解できるようになり自信が生まれてきました。

部屋の居心地が良くなった

私は一人ゆっくりすることが好きなので部屋の快適性が心の状態に直結しています。生活を見直すことでいらないモノが増えたのでどんどん手放しました。すると部屋の空間が広くなりました。必要なもの、好きなものだけに囲まれている状態だと安心感が強くなります。読書時間も以前より有意義になりました。

まとめ

単純明快であることを追い求めるという特性と生活をシンプルにするということは相乗効果が大きいかったです。やりたいことをやるために、やらなければならいことは効率的に最小限にする。これは色々と応用できるのではないかと考えています。複雑なことをどう処理していくかという問題は残っています。しかし、今ではゆっくり考える時間ができたので正面から向き合えるようになりました。今後も継続していきたいと思います。

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。何かの一助になれば幸いです。